反省(2) "ものづくり"の世界を理解する

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ITベンチャーが、ISOを取得する上で、
注意しなければいけない点をお話しています。

ISO20000を取得する上で、圧倒的に有利な人材がいます。
それは、

・メーカー出身者

です。もちろん、ITILを学んだ人も有利です。
同様に、ISO構築チームに、メーカー出身者がいたら、同じくらい重宝されると思います。

ISOの基本は、ISO9000です。ものづくりの品質管理の世界。
このベースとなる考え方、言葉は、ITベンチャーには正直、馴染みがないのです。
「開発?やってないよ、うちは運用だけだよ」という会社はなおさら。
ちなみに、ここで言うメーカーは、開発を含みます。
開発は立派なものづくりだからです。
開発のマネジメントを規定した「PMBOK」とISO20000が一緒に語られること、なんとなく多いと思いませんか?

取得のときを振り返ると、要求事項書いてある「間接費の配賦」の"配賦"読み方を、隣の席の人と「ハイフ?ハイブ?」と悩んでみたり。
「目標」を立てても、学校の「めあて」とか「スローガン」とか、それに近いものだったり。
うーん、なんか違う(というか大間違い)。
「基本は9000だよ」とセミナーで聞いた足で、
品質管理関連の入門書を読みあさることになりました。

取得を目指される方は、まず、ISO27001や20000関連の「図解」から入ると思うのですが、もう一冊、品質管理の図解も本棚にぜひ加えてください。
要求事項(特に前半のマネジメントシステムの部分)がよくわかるようになります。

先日、ソフトウェアのQAの仕事をされていたエンジニアさんが、
ご入社されたのですが、まるで留学中に日本人に会ったかのような感動を覚えました。
「間接費の配賦は・・・」と聞くと、「ハイブorハイフ論」より先に、
「データセンターは○○で、回線は××で、工数は▼▼で管理して、顧客ごとにこんな風に...」
と予実管理をしている資料を見せてくれました。
わぁ、話が早い!!

「ものづくり」では、体系化された考え方があり、管理手法があります。
メーカー出身の方は、それを普通に使いこなしているのだな、と頭が下がりました。
ISO20000はITサービスの「品質管理」なので、ISO27001以上に、
ISO9000で定義されているような、QCDや顧客要求事項、という考え方が重要です。

ISOの構造としては、どの規格も共通で、
・「マネジメントシステム」の要求
・「個別の分野の要求(品質、環境、セキュリティ、サービスetc)」の要求
の2つで構成されています。プライバシーマークも同じですね。
マネジメントシステムの要求に、個人情報保護に特化した要求が乗っかっています。

ITILを学んだ人が重宝されるのは、後者の部分。
メーカー出身者が重宝されるのは、前者の部分。
そんなイメージです。

ISO20000の構築・運用に関わられている方は、プロジェクトチームの編成や、
日頃のプライベートのおつきあいを、こんな視点で見直されてみてはいかがでしょうか?

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このページは、itilが2010年7月30日 11:25に書いたブログ記事です。

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